無駄ばかり積み重ねてた
極限まで無駄をそぎ落としていくストイックな自分がいなくなってた
多分本気じゃなかった
前職から考えられないほどの怠惰を繰り返してた気がする
毎日時間に追われ、ゆっくり座る時間もない日々で
商談に追われ追われ、企画して、あれもこれも任せられる
終わるはずない仕事をすべて片付けてきた
その私が今いない
ふと、4年以上前務めてたアパレルの店の近くにあった
ブランドの店に行ってみた
昔に比べてお店が増えていて
今働いている異動先にもお店がある
去年の暮オープンしたそう
何より、ふらっと入れてた店に入れない
中にいるスタッフやお客様がキラキラしてて
自分が恥ずかしい
怖い、場違いなところに来たって思った
私が働いていた店の目の前にある店なのに
来ていた客層が大きく変わるわけでないブランドで働いてて
この欠けた自信がどこに行ったのか、お店の前で入るかどうか悩んでしまった
結局買い物したんだけど
冷たい、怖い、仕事ができる
誰も文句言わない、言われない
全て一任されている
皆から一緒に仕事をしよう、と声をかけてもらっていた
あの頃の自分がいない
私がいなくなると困る
私がやめるなら辞める
そうまで言ってくれた大勢のスタッフがいた私だったと思えない
なんて自分が落ちぶれたんだろう
ははは、と愛想笑いして、ばっかじゃないの?
なんなのあんたそんな人間だったの?
ペコペコ頭下げてみっともない
親にそこまで言われた。
私何していたんだろうって思った
なんて威厳のない人間に成り下がったんだろうって
泣いて泣いて、目が覚めた
もう一度やり直そう……
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